万ちゃん(村上万里)のバリアフリーよもやま話  軽井沢星野リゾートはハートフル

 この夏の初めに、姪の結婚式のために、軽井沢の星野リゾートに出かけてきました。高原教会で挙式、ホテルブレストンコートで披露宴代わりの食事会、BEB5で宿泊と、娘たちのところも孫たちも含めて一緒で、コロナ禍ながら楽しいうれしい夏休みを過ごしました。

 そのように感じたのも、車イス利用者である私に対するスタッフの皆さんのハートフルな心遣いが快適であったことも大きな要因であります。そういう施設なら当たり前だと思われる方も多いでしょうが、困って立ち往生した瞬間に、さっと数人のスタッフが寄ってきて、何をお手伝いしましょうか?と声をかけてくれるのです。

 不特定多数の人が利用する施設は、バリアフリー新法をはじめとした縛りもあり、バリアフリー度は高いのですが、利用者目線、当事者目線で評価すると、いろいろと改善してほしい点があることは間違いありませんが、その改善してほしい点を補う見事な心遣いでありました。

 私たちハンディキャッパーは、できるだけ皆さんの手を煩わせることなく、行動、生活したいとは思っています。そのためには、皆さんの心遣いを施設設備に反映したハートフルハードは重要です。しかし、それを超えるハートフルアクトは本当にありがたいものですし、バリアをブレイクしてくれるのです。そのお手本が星野リゾートにありました。