ばんちゃんのバリアフリーよもやま話 ハイブリッド バリアンに遭遇しました。

 私は、音が、野蛮人を意味するバーバリアンに似ていることもあってかねてからバリア(障壁)な人のことをバリアンと表現してきましたが、先日、愛妻と買い物に出かけた近所のショッピングモールにあるスーパーマーケットでハイブリッドバリアンに遭遇しました。

 以前から、スーパーなどでは、商品選びに集中するあまり、周りが全く目に入っていない感じで、突然ショッピングカートの向きをブンッと変えたりする方はいましたが、今回の方は、右手にスマホ、左手でショッピングカートを押していて、おまけに上着の裾を小さな女の子に握らせて、売り場を回っていたのです。

 そこで、起こるべくして起こった衝突は、ショッピングカートを私の方にブンッと向きを変えたときに起きました。その女性は、私に「危ないですよ、気を付けてくださいね」と、優しく声をかけてくださいました。車イスの私が悪いかのように。

 その事実はちょっとビックリでした。見事なハイブリッドバリアンぶりに衝撃を受けましたし、そうなるのか、これが普通・当たり前じゃないよなと思い、もっとユニバーサルな社会、バリアフリー共生社会に向けて、バリアフリートイレの適正利用の啓発を含めた「ちょっとした意識」を啓発していかなければ、と改めて思った次第です。