万ちゃんのバリアフリーよもやま話 Ⅹ

 皆さんは、何でもないところで、つまづいて転んだり、転びそうになったことはありませんか? 年を取ってくると、歩いていて、つま先がちゃんと上がっていなくてほんのわずかな段差とも言えないような段差に引っかかって転びそうになることがあるようです。

 加齢により、私のような身障者と同様に活動において障害物に邪魔されると感じるようになり、バリアフリー施設・設備を積極的に探すようになるようです。昨日はデイサービスの日だったのですが、その老健でも床に足を取られて転びそうになられたご老人を見かけました。リハビリの最中でしたので理学療法士の先生に支えられて事なきをえましたが、私もいい気になって歩行練習していると転んだりする可能性はあるので、気をつけなければと肝に銘じています。

 段差とも言えないような段差というと、私が悪いのですが、気を抜いてしまって、案外ふらついてしまうことがあります。はっきりした段差だといろいろ確認しながら慎重に通過したり上り下りするのですが、ちょっとした段差や、後置きの段差スロープだと気を抜いてしまってうしろに重心が残り、後ずさりする羽目になったりします。ちょっとしたバリアこそより慎重に動かなければと言い聞かせています。特にスロープだと坂上に頭を置いて、坂下に引っ張られないように気を付けています。が、やはりふらつくことが多いです。わがままを言うようですが、フラットなステップからフラットなステップへの移動が安心です。段差解消を唯一の目的としたような三角柱を段差部分にはめたようなバリアフリー化はかえって危ないなと感じています。上面、下面ともフラットで段差が明確で、手すりかポールがあると頑張れます。よろしくお願いします。